優勝賞品は「マグロ丸ごと1匹」!! このユニークな市民将棋大会を巡って起った騒動のまとめサイトです。 (更新終了済)LPSAによる 「対局ボイコット事件」もまとめました。右の「カテゴリ」から「対局ボイコット事件」を選んでご覧ください。
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2013年07月14日 (日) | Edit |
 7月12日、日本将棋連盟が「LPSA、渡部愛さんへの対応について」という文書を発表しました。中身は、LPSAの謝罪文を受けたものとなっています。
 連盟自身が要約してますが、更にそれを要約すると、

(1)スポンサー、ファンへのお詫び
(2)LPSA謝罪文は、かなり不十分
(3)特例で渡部愛を女流3級と同等とする
(4)石橋女流四段を一切の推薦をしない、という点は継続

となります。

 まずは、愛ちゃん女流3級デビュー決定、おめでとうございます。更なる飛躍を期待しています。

 続いて中身について見ていきましょう。
 発表当初から、LPSAの謝罪は中身が伴わずあくまで形式的なものという印象を受けましたが、実際これを受け取った連盟も「かなり不十分」としています。
 にも関わらず、渡部愛さんの特例女流3級を認めたことから、既に謝罪文発表の時点で、連盟とLPSAの間に、水面下で既にストーリーが出来ていたと思料されます。
 LPSAが嫌々ながら謝罪文らしきモノを発表し、連盟も不満ながらも譲歩した、という今回のやりとりは、

とにかく「対局ボイコット」事件を終結させたい連盟
新人女流棋士誕生という実績の欲しいLPSA


妥協の産物

と言うのが、妥当な受け取り方になると思います。

 また、石橋女流の処遇(棋戦出場への推薦せず)については、継続ということも発表されました。
 理由は、謝罪が「かなり不十分」以外は書いていませんが、

再発防止策を発表しなければ期間延長する

とも発表しており、逆に再発防止策さえ発表すれば解除されるようです。
 くどいようですが、「ファンへの謝罪」は必要ないという点を強調しておきます。

 今回の発表は、「渡部愛女流3級認める」「石橋の処遇は継続」のこの2点が眼目でした。
 ところが、全く別の部分が、2ch上で波紋を呼ぶことになっています。
 連盟の文書では、渡部愛さんの認定に付随して、

アマチュア女性の女流プロ公式戦でアマチュアが規定の成績をおさめた場合にもその資格を認めることを検討しており、近々発表の予定

とも発表しています。
 要約すると、

研修会ルートだけじゃなく、アマ参加可能な公式棋戦で良い成績なら直接女流棋士にするよ!

ということです。
 この連盟の要約文書では、省かれてしまってるほど些細な部分が、注目を浴びることになりました。

 この女流棋士の規定変更は、特例で渡部愛さんを認めた以上、「なぜ特例なのか?」の理由がいることから導き出される当然の結果といえます。
 さすがに連盟も、

ボイコット事件のゴタゴタを早く収めたいから

という本音を、今回の渡部愛さんの特例の理由にするわけにはいきません。
 当然、新しい規定は、

渡部さんの実績を勘案して定める必要

が出てきます。
 瀬川さんの「特例」の場合は、「対プロ」7割以上の勝率という理由があり、しかも特例として認められたのは「編入試験」です。
 渡部さんの場合は、

対アマ含めても公式戦2勝5敗
LPSA3級になってから見ても1勝2敗(マイナビ1勝1敗、倉敷藤花1敗)

です。もちろん全て予選落ちで、本戦出場は一回もありません
 この渡部さんの実績をもって編入試験ではなく直接「女流3級」とすることになり、厳しく見積もっても新しい女流規定は、

公式戦2勝で、女流3級認定

となります。
 極論すぎるように聞こえるかもしれませんが、これより厳しくすると、今回の渡部さんの特例が

ボイコット事件のおかげ

ということになってしまいます。当然、渡部愛ファンとしては、そんな改定を認めるわけにはいきません。
 詳しくは分かりませんが、2chのコアな女流ファンの方々の意見によると、この新基準では、相当多数の女流棋士が新たに誕生することになるようです。
 そのため、女流ファンの方々を中心に、どのような新規定になるか、それによって女流棋界がどう変わっていくのか、注目されることとなっています。

 将棋連盟谷川会長が、今回の事件をどう考え、どう判断したかは分かりません。
 傍から見る限り、ボイコット事件の処理のためのご都合主義で、女流規定の改定まで譲歩してるようにしか見えませんが、真意は不明です。
 しかし、故米長前会長が、どのように考えていたかは、全く面識のないファンであっても、はっきり分かります
 米長会長は、サイトやツイッターを通じて、女流棋士問題についての考え方も、ファンに直接伝えていました。
 このボイコット事件のまとめも、2月に執筆を開始した際に、米長会長の「プロ棋士の資格」というエントリーをタイトルごと丸パクリ引用させて貰ったりしています。
 そこでは、米長会長は、女流棋士認定について、

どのようなコネ、手段を使っても原則は絶対に譲りません。
司法試験に合格していない人が弁護士活動をする。これと同じことですね。

とはっきりすぎるほど言っていました。
 「どのような手段」の中に、対局ボイコットが含まれるかどうか、会長日記にコメントして聞いておけば良かったと後悔しています。

 今、故米長会長のホームページを確認したところ、

閲覧不能

になっていました。サイトごと閉鎖されたようです。

 一人の棋士が死に、そのホームページが閉鎖され、最後に残ったその想いも、今消え去ろうとしているのかも知れません。
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コメント
この記事へのコメント
公式戦予選に複数回参加し2勝以上を上げることがどれだけ優しいか難しいかが女流棋士の資格獲得の難易度を決めるのでしょう。
プロが勝っても負けても同じ対局料が貰えるシステムでは女流棋士の制度は維持できませんが、勝ったものだけに対局料を支払えば現在の二倍の女流棋士を維持できるのでは無いでしょうか。
対局料だけが収入では無いはずです。連盟所属、LPSA所属及びフリーそれぞれがどのように収入を確保するのか、船団護送の男性プロより面白いと思いませんか?
遠い将来女子プロのほうが男性より多くなり女性の竜王が誕生したら、まあ現状ではどちらもコンピュータより弱いようです。遠い将来の逆転を私は楽しみに待ちます。
2013/07/16(火) 00:08:14 | URL | 女流ファン #R0xa.ElI[ 編集]
穴ろ熊 様
簡潔で解りやすいまとめ、ありがとございます。

ひとまず、渡部さんが対局できる、ということに関しては、よかったと思います。

でも今回の『特例』。
これは今後の火種になる気がします。

連盟としては、スポンサー対策の為、事態の早期決着としての『特例』
LPSAとしては、行動の成果としての『特例』

双方が上記内容を、今後アピールしなければ、なあなあで過ぎてしまうかもしれませんが、
LPSAはそういう集団ではない感じです。

変な例えだと、
税理士試験の5科受験組とダブルマスター組みたいなものかな(書いてて大分違う気もする)

そのうち『だれでもなれる女流3級』みたいな、通信講座が始まらないことを祷ります。
2013/07/17(水) 16:04:26 | URL | @ki #-[ 編集]
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