優勝賞品は「マグロ丸ごと1匹」!! このユニークな市民将棋大会を巡って起った騒動のまとめサイトです。 (更新終了済)LPSAによる 「対局ボイコット事件」もまとめました。右の「カテゴリ」から「対局ボイコット事件」を選んでご覧ください。
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2016年10月16日 (日) | Edit |
連盟の発表について、あまりにも誤解・曲解が多いので、解説。

当初(12日)の将棋連盟の発表は、

・第29期竜王戦7番勝負について、挑戦者の三浦弘行九段(42)が出場しないこと
・スマホ将棋ソフト不正をしているのではと、過去の対戦相手から疑問が指摘されていた。
・連盟が11日に事情を聴くと三浦九段はスマホなどの不正使用を否定
・同時に休場を申し出た。
・しかし、期限までに休場届が出ず
・今年12月31日まで出場停止処分とした。

というものでした。
 さらに翌13日、

「三浦九段を出場停止処分にしており、聴取は尽くした。こちらから連絡するつもりはない」
「年明けの対局で範を示してほしい」
(連盟常務理事の島朗九段)

と追加で調査する考えがないことを明らかにしています。

多くの誤解を生んでいるのが

12月31日まで(3か月)出場停止処分

が、何に対して課されたものか、についてです。
新聞各社は、当然、期限までに休場届が出なかったことに対する処分としていますが、一般の方には伝わりにくく、

スマホ不正に対し、3か月の出場停止処分

誤解してしまってるようです。
そして、この間違った理解のもと、

罰が軽すぎる
証拠もなしに黒とした連盟は横暴だ

と騒いでしまっています。

一つ一つ見ていきましょう。
まずは3か月の停止処分です。
本ブログでは、以前「LPSA石橋ボイコット事件」を扱いました。
この事件で、正当な理由なく故意に対局放棄した石橋女流に対し、

1年間出場停止

の処分がくだされています。(石橋女流は他団体所属のため正確には推薦停止)
これに対し今回の三浦九段は、

疑念を持たれたままでは対局できないとして、全公式戦をいったん休場する意向を示したものの、翌日午後までに休場届を提出するように求められたが、期限までに休場届が出されず、「タイトル戦の開催が迫っており、混乱を避けるため処分した」(島常務理事)。(日経)

という経緯で、3か月の出場停止となっています。
すなわち、休場そのものには三浦九段・連盟ともに合意しています。
比較すると

正当な理由なく故意に対局放棄→1年間出場停止(石橋)
合意はなされたが休場届未提出→3か月出場停止(今回)

となります。
手続きの不備なので、故意の場合の四分の一の罰という結論になり、妥当な線だと思います。

次に、スマホ不正仕様の場合はどうなるかです。
対局不正にかかる懲罰規定は、一切公開されてないので、公益法人法で公開が定められている定款で見てみると、
第9条(除名)で、

(1)本連盟の名誉を棄損し、または本連盟の目的に反する行為をしたとき

には、総会の決議により、除名することができるとしています。ソフト指しがこれに該当するのは明らかです。
また、スマホ不正は、別の見方をすれば、本人が指していない、つまり対局放棄と見ることも出来、最低でも石橋女流の1年間出場停止と同等の処分は必要です。
よって、スマホ不正の場合は、

除名もしくは1年間出場停止以上

の罰が相当です。
 今回の3か月出場停止の処分が、この条件に遠く及ばないことから、スマホ不正の部分は含まれていないと判断できます。

最後に、今回のスマホ不正疑惑については将棋連盟はどういう立場なのかについてです。
まず、3か月出場停止が休場届未提出への処分なので、処分(罰)は何も下していないということになります。
よって、連盟が「黒だと認定し処分した」という主張は事実無根です。
また、連盟が「黒と思っていなくても、グレーだと決めつけているから悪だ!」と思ってる方もいるかもしれません。
しかし、

日本将棋連盟は13日、今後、追加で調査する考えがないことを明らかにした。
連盟常務理事の島朗九段は「三浦九段を出場停止処分にしており、聴取は尽くした。こちらから連絡するつもりはない」と話した。(スポニチ

としており、追加調査はしないと断言しています。
 仮に、連盟がグレーだと思っているなら、追加調査をするのが当然です。
また、「白黒どっちか分からないし、どう調査したらいいかも分からない。」というのであっても、わざわざ会見の席で「再調査はしない。」と言う必要はなく、継続して調査したいと言っておけばいいはずだし、十中八九、質問した記者もそう答えるとおもってたはずです。
しかし、連盟はあえて追加調査を否定してることから、グレーではないと判断したことになります。
 よって、黒でもなく(処分無し)グレーでもない(再調査なし)ことから、

三浦九段は白と連盟は認めた

ことになります。

将棋ファンの興味が、黒か白か、連盟が悪い三浦が悪い等の話題一色になるのはやもえないですが、棋士の方までこの低次元の論争をしてほしくない。
今回の件で、パンドラの箱が開かれ、あらゆる不信、疑念、絶望、不安が広まってしまいました。
目先の利益や感情にとらわれ、場当たり的な対応でやり過ごすだけでは、いずれ破綻します。
逆に、こうした頭脳ドーピングに対して、模範となるような対策を講じ、世界をリードする存在になるチャンスでもあります。人工知能が第4次産業革命の主役なのは明白で、逆に不正も多く出てくるはずです(運転してたのはF1ドライバーではなくソフトだった、とか)。その時に、対策の分野で最先端を行っていることのメリットは計り知れないものとなります。
こうしたパンドラの箱に残された最後の「希望」を、自ら踏みにじるような真似だけはしないで欲しいと願っています。
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コメント
この記事へのコメント
三浦九段の言葉は、疑惑を持たれたままではという前提があり、常務会が白と認定したのなら将棋は指せることになりませんですかね。査問会はどんな終わり方をしたんだろう?
2016/11/14(月) 06:57:23 | URL | ryuzoudou #-[ 編集]
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